EMI Musicは、正規の音楽ファイルを交換できるPtoPネットワークをサポートする取り組みの一環として、同社のデジタルライブラリをPtoPの新興企業Mashboxx(本社:ニューヨーク)に提供することに合意した。EMIグループは、Janet Jackson、Gorillaz、Rolling Stones、Coldplayをはじめとする1000人以上のアーティストが所属するレコード会社。
Mashboxxにコンテンツをライセンス提供するのはEMIが初めてではない。Mashboxxの創立者Wayne Rosso氏によると、現在ベータ版を立ち上げ準備中の同社は、Sony BMGとUNIVERSALとも契約済みで、Warner Musicとの交渉も完了していると言う。
Rosso氏は過去2年間をMashboxxのインフラ構築に費やしてきた。同氏は、Mashboxxについて、Sony BMGの元最高経営責任者(CEO)Andrew Lack氏から着想を得たという。2002年、今はなきPtoP企業Groksterの社長だったときに、Rosso氏とLack氏は共に違法ファイル交換の問題解決に努めた(Rosso氏は訴訟問題が最悪の状況に陥り始めたころにGroksterを退任した)。
Mashboxxからダウンロードされたレコード会社の楽曲は5回だけ再生可能で、以降、料金の支払いが必要となる。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス