エキサイトは7月27日、2007年3月期第1四半期の連結業績を発表した。純利益は1億3200万円四半期の連結決算を出すのは今回が初めてで、前年同期の単独決算と比べ34.6%減となっている。インターネット広告事業や課金コンテンツ事業が売上げを伸ばしたが、ブロードバンド事業の回線仕入れコストなどで売上原価が増え、販売管理費も膨らんだ。
連結売上高は27億7400万円、営業利益は8300万円、経常利益は7600万円。分野別にみるとインターネット広告事業の売上高は14億2100万円。エキサイト本社のほか、子会社のクロスネットワークスとクロスリスティングの業績が増収に寄与した。
課金コンテンツ事業の売上高は7億8500万円で、主力のオンラインゲームと音楽配信が堅調だった。ブロードバンド事業の売上高は3億3900万円。NTTグループから回線を仕入れ、インターネット接続サービスと組み合わせて提供するサービスが奏効した。電子商取引(EC)事業の売上高は8300万円。
売上原価は11億6100万円。売上原価率は41.9%と、前年同期の単独決算と比べ拡大した。NTTグループからの回線仕入れコストに加え、EC事業の売上げの増減による商材仕入原価の変動が影響した。販売管理費は15億2900万円と、前年同期の単独決算から約3割増となった。
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