家庭内におけるインターネット利用状況を調査しているビデオリサーチインタラクティブは7月24日、インターネットによる検索行動の実態についての調査結果を発表した。
まず、主要検索サイトでの1カ月間での検索行動率(集計対象期間内に1度でもインターネットでウェブ視聴行動を行ったユーザーを100%とした場合の、検索結果ページの接触者率)についてみると、各月とも85%前後で安定しており、検索行動の一般化が見受けられた。また、検索行動者1人あたりの検索結果平均視聴ページ数は、各月85〜100ページ水準で推移しているという結果となった。
次に、男女別、年齢別の検索行動の差異をみると、4〜12才層を除き、男女とも若年層ほど検索行動率が高い傾向にあることが分かった。
検索行動者が1カ月間のうち何日間検索行動を行ったかをみると、検索行動者全体での平均日数は7.4日であり、ほぼ4日に1日の割合だった。分布でみると、10日以上の割合が29%までを占め、20日以上の割合は検索行動者の8%を占めていた。男女別、年令別では、男性20-34才層が平均9.2日と最も多く、10日以上の割合は39%を占めていた。
平日平均のウェブ全体の視聴行動と検索行動とを時間帯別に比較すると、20時台〜0時台において検索行動が活発化する傾向があることが分かった。一方、土日については、ウェブ視聴行動と検索行動の傾向に大差はなかった。
検索行動者が1カ月間に利用している検索サイトは、「1サイトのみ」が57%だった。さらに「2サイト」利用までを含めると87%に達し、検索行動者の利用する検索サイトの習慣化がうかがえる結果となった。
インターネットで検索する目的は、「個人的な興味、娯楽の情報収集」が最も高かった。また、2005年に比べ「商品を購入、検索するため」の伸びが目立った。
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