先頃、ニューヨークに本拠を置く人気のブイログRocketboomの顔であるAmanda Congdon氏がRocketboomを去るというニュースが流れた。
しかし、どうしてそいういうことになってしまったのかがどうもはっきりしない。Rocketboomの筆頭株主であるAndrew Baron氏は、Congdonさんが辞めた理由を、「彼女はロサンゼルスに移ることを希望しているのだが、Rocketboomの制作本部をロサンゼルスに移すという彼女の希望には応えられなかった」からだとしている。Baron氏は、この辺りの事情をいろいろな場所に書いているし、Rocketboomでも直接語っている。
しかし、Congdon氏は、自分は辞めたのではなくて解雇されたのだと主張している。彼女は今やいろいろな意味で、Rocketboomの顔というだけでなく、メディアとしてのブイログを代表する存在になっている。彼女は自分がLAに移りたがっていることは認めたが、それは、あくまでRocketboomを今のまま続けることが前提だったという。彼女のほうもまた、彼女から見た事の経緯をブログに掲載し、ビデオでも語っている。このビデオでは、皮肉を効かせて、Rocketboomのエピソードでいつも彼女の背後に映っていたあの世界地図が逆さに映っている。
このままだと、2人がお互いの言い分をぶつけ合うだけで、大勢のRocketboomファンは真実を知らないまま終わる気配が濃厚になってきた。しかし、これだけは確かだ。こうして見苦しい言い争いを人前にさらすことになってしまったけれど、ファンは皆、心配している。この話題は、全国のニュースでも取り上げられた。もちろん、ブログコミュニティでも、予想に違わず、さまざな憶測と批判が飛び交っている。
現在、Rocketboomは復活を目指して鋭意努力中であり、Congdonさんの今後に関しては、人気のブイログ88Slideに参加するのではというゴシップねたも含めて、さまざまなうわさが渦巻いている。事の真相をCongdonさんに聞くことができた。
とにかく私の主張を皆さんに聞いてもらうこと、マスコミにもきちんと伝えることに大半の時間を費やしています。今も、MSNBC(アメリカの民放テレビ局)で話してきたところです。
私はRocketboomを辞めたのでなく、解雇されたのです。その辺りについて、私の話を是非聞いてもらいたいのです。
いいえ、そうは思いません。彼はおそらく、私にRocketboomの単なる顔で居続けてほしかったのだと思います。でも、私の性格ではそれはできないと彼はよく分かっていた。だから彼が最後通告を出してきたときには、もう完全に受け入れる状態ではなくなっていました。
Rocketboomの顔であり続けること、マスコミに話すことはできるが、それ以上のことはできない、というものです。ビジネスやその他の面については一切関与できないという内容でした。将来的にはショーの制作に携わることもできるかもしれませんが、当面はそれも駄目だという内容でした。将来についても、制作に参加できるという正式な約束もありませんでした。
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