NTTコムウェアは6月26日、顧客の嗜好に合った商品を薦める店頭商品検索システム「e-リコメンデーション」を開発したと発表した。今後、NTTコムウェアの「RFIDミドルウェア」とともに、広く小売業全般に向けて販売していく予定だという。
e-リコメンデーションは、店頭に設置したタッチパネル端末による店頭商品検索システム。システムは顧客が操作し、好みの商品検索や商品の詳細情報、在庫状況などを参照できる電子カタログとなっている。顧客が操作する際に、商品の検索状況から顧客の嗜好をリアルタイムに分析し、マッチング処理を実施する。
マッチング処理された商品は、お薦め順に検索結果を表示し、関連商品や類似商品も表示するため、単なる商品検索でなく顧客に対して商品への新たな気付きを与えることができるとNTTコムウェアは説明する。
また、NTTコムウェアが提供する「RFIDミドルウェア」と連携することで、ICタグによる在庫管理機能や顧客認証機能も装備する。従来の商品ICタグによる商品在庫の表示に加え、在庫検索対象の類似商品や関連商品のリコメンド表示ができるほか、承諾を得た顧客個人の嗜好情報や過去の購買履歴など、店頭スタッフが接客時のコンサルティングに有効活用できる情報を収集できる。
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