ビットウェイ、8月から電子書籍の取次ぎサービスを開始、統一基盤の整備へ

 ビットウェイ(小林 泰社長)は、講談社、小学館および双葉社を始めとする出版各社から収集した電子書籍を、携帯及びPCの電子書店サイトへ流通させる取次ぎサービスを8月から開始する。これまでに出版社から集めた電子書籍を幅広く電子書店へ配信することで、電子書籍資源を有効活用していく考え。初年度は27億円の売り上げを見込んでいる。

 出版社に対しては、ビットウェイが電子書店ごとの売上を一括管理することで、煩雑化した業務の効率化を図る。また、ビットウェイが電子書籍の取引実態・販売実績も管理するため、ユーザーへの不正販売も監視できるとしている。

 電子書店に対しては、各端末(PC、携帯、PDA)に向けたフォーマットごとに用意しており、電子書店の獲得・制作コストの運用負荷を軽減する。また、ビットウェイが電子書店へ配信環境を提供することで、DRM(著作権管理)機能による利用者の不正コピーなどの監視を行い、透明性のある健全な流通環境を整備する。

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