米オンラインストア最大手のAmazon.comが、食料品などを扱うグローサリーショップのカテゴリを実験的にオープンさせた。このニュースを報じたReutersの記事によると、このグローサリーショップのベータ版は5月25日から限定的に公開されており、大規模な展開を行うかどうかを評価するためのものだという。
同ショップには現在、乾物(シリアル、スナック菓子、コーヒー/紅茶、小麦粉等)のほか、洗剤やビタミン剤なども並んでいる。ただし、保存の利かない生鮮品などを扱う予定はいまのところないという。また、そうした取扱品目の性質を踏まえ、商品はどこにでも配送するという点で、Peopodなど配送地域を限定して営業している他社とは異なっている。
もともとオンラインのブックストアとしてスタートしたAmazonは、その後CDやDVDなどから、衣料品や家電製品、家具、宝飾品などへと急激に取扱品目を拡大してきており、現在は30を超えるカテゴリの商品を扱うようになっている。 また、しばらく前には、主に医療・健康関連商品を扱う「Health Care」のカテゴリで、アダルト向けのグッズを扱い始めたことが話題となっていた。
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