イッツ・コミュニケーションズは6月13日、ケーブルテレビのデジタル放送サービス用受信機であるセットトップボックス(STB)の双方向通信機能を利用した情報伝達実験を6月下旬より開始すると発表した。
今回の実験では、ケーブルテレビのネットワークを利用してデータ通信を行う標準規格であるDOCSISシステムと、STBに関する情報を管理するサーバを組み合わせることで、センター側から特定のSTBへ情報を配信し、指定するSTBに接続した警告灯(パトライト)をセンター側から点灯させたり、STBの電源が入る度に指定のコンテンツをテレビ画面に表示させるといった機能を利用することにより、特定地域への「台風、地震情報」などの災害情報をはじめ、「列車遅延情報」などの緊急情報を提供する。情報を配信する際には、パトライトの自動点灯により利用者へ注意を喚起する。
これらの機能を活用することで、地域に限定された「地元スーパーのお買い得情報」、サービス、機器の画像を用いたコールセンターとの連動によるサポート情報の提供など、様々なサービスの可能性が拡がるとしている。
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