カシオは、薄さ43mmを実現したスリムプロジェクター「XJ-S35」「XJ-S32」の2モデルを、8月下旬より発売する。今回発表された新製品は、明るい室内でも照明を落とすことなく、使用できる2000ルーメンの高輝度を確保しながら、スリムなボディが特長だ。
同社では本体のスリム化を行うため、非球面形状のリフレクタと新形状のコンデンサーレンズの採用により、光源ランプの薄型化に成功した。さらに、今までスペースを取っていたファンを、中央部に高制圧ファン、排気部にヒートパイプと2分割することで省スペースかつ効率的な冷却を可能にしている。
機能面では上位機XJ-S35に、USBメモリーを接続するだけで、静止画、動画の投映が行え、PCレスでプレゼンテーションができる機能を搭載した。ほか、オプションとしてUSB無線アダプター「YW-2S」を用意することで、最大4台までのPCと無線接続が行える。
データプロジェクターとしては最高倍率となる広角2倍ズームを搭載し、0.84mから3.4mまで広い範囲での設置をサポートする。また、自動台形補正機能も装備するなど、さまざまな設置場所を想定している点もスリムなボディならではといえる。
下位モデルとなるXJ-S30は、USB端子を省いたシンプルな製品内容だ。USBメモリー接続やワイヤレス接続を行いたい場合は、オプションで発売される、USB対応プレゼン支援ツール「ユアプレゼンター YP-100」をビデオ接続することで、上位機同等の機能が得られる。
なお、販売は直販ルートもしくは代理店を通してのみ行われる。
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