ソースネクストは5月29日、年間更新料を無料にしたウイルス対策ソフト「ウイルスセキュリティZERO」を発表した。7月6日から3970円で販売する。今後1年間で200万本、シェアNo.1を目指す。
既存のウイルス対策ソフトは1年ごとにおよそ3000〜4000円の更新料を支払って利用することが一般的だが、ソースネクストでは、この更新料を無料として提供していく。
ウイルスセキュリティZEROが対応するOSはWindows XP/2000/Me/98/98SEだが、OSをXPから次期OSの「Windows Vista」に変更した場合でも、更新料を払わずにそのまま利用することができる。なお、ソースネクストでは、マイクロソフトの公式サポート終了時まで年間更新料を無料で提供する方針だ。
ウイルスセキュリティZEROの価格は、1台で3970円、2台用で5970円、3台用で7980円。なお、同社では、法人向けにライセンス販売も7月6日から開始する。ウイルス対策ソフト市場における同社のシェアは第3位だが、ウイルスセキュリティZEROの投入でシェアNo.1を目指す。
同ソフトを開発したのは、既存の「ウイルスセキュリティ」シリーズを開発する、インドのK7 Computing。ソースネクストによれば「インドにあるK7と日本のソースネクストとで、ウイルス解析や定義ファイルの作成・更新を展開する」としている。
ソースネクストが行ったアンケート調査によれば、セキュリティソフトの期間更新をしたことのあるユーザーは73%にのぼるが、そのうちの60%が「更新費用が高い」「期限切れのメッセージがわずらわしい」「更新の方法がわかりにくい」などの不満を感じているという。
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