ワコム(山田正彦社長)は、30型までのディスプレイ用となる電磁誘導方式 (EMR)ペンタブレットセンサーシステムを開発したと発表した。
同社ではこれまで4.5型までの小型携帯機器用と15.4型までのノートPC用EMR センサーシステムを提供しており、今回、最大30型まで対応できるデスクトッ プPC向けシステム開発した。新たに開発した小型センサー・コントローラーIC 「W6007」を採用することで、省電力、低コスト、コントローラー基盤の省面 積も実現した。
センサーの分解能は0.01mmで、センサー表面からのペン読み取り可能範囲は 7-20mm。インターフェースは、調歩同期シリアル(UART)またはUSB1.1フルス ピード。06年第3四半期量産出荷を開始する。デスクトップPCや外部モニター の画面サイズの大型化を背景にPCメーカーやディスプレイ・メーカーに向けて 売り込む。1年間で10万台の出荷を見込んでいる。
EMRは、センサーと電子ペンとの間で微弱な信号電波のやり取りをして位置 情報や操作状態を検知する方式。ワコムが独自に開発した。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス