IP電話サービスを提供するエニーユーザーは5月22日、パソコン電話サービス「freep(フリープ)」を開始した。
freepは、8桁の数字からなる「freep番号」という独自の電話番号を用いるパソコン電話サービス。市販のウェブカメラを使用すれば、テレビ通話も可能で、加入者間の通話はテレビ電話も含めてすべて無料で行うことができる。
freepユーザーには1人1人異なるfreep番号とログインパスワードが印刷されたfreepカードが付与される。カードを入手したユーザーだけが、カード裏に記載されたメンバーページからfreepソフトウェアをダウンロードすることができる。ソフトウェアの起動の際にもこのfreepカードが必要となる。
利用コースは、初期費用、基本料金なしのプリペイドコースと、一般電話との発着信が可能なfreep050番号コースが用意されている。
プリペイドコースは、freep間の無料通話ができるほか、「freepチャージ」と呼ばれるプリペイド通話料金を購入して、一般電話に発信することが可能だ。プリペイド通話料金は500円から購入でき、クレジットカードだけでなくコンビニ支払いもできる。
freep050番号コースでは、freep番号のほかに050番号を取得することができ、freep間の無料通話や一般電話への発信のほか、050番号を利用した一般電話からの着信も可能となる。初期手数料2100円、月額基本料金315円に加え、月々の通話料金がかかる。なお、申し込み月は基本料金無料となっている。
一般回線への発信は、一般固定電話が全国一律3分間8.3円、携帯電話が1分間18.27円。国外への発信も可能で、国際電話は100を超える国と地域ごとに料金を設定している。
エニーユーザーはfreepサービスの開始にあたり、アマゾン・ジャパン、石丸電気、イーバンク銀行、エイチ・アイ・エス、ニッセン、ノジマ、ローソンの7社のアライアンスパートナー企業と提携し、共同でキャンペーン等を展開して、freepのユーザー数拡大に向けて協力していくとしている。
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