「オールインワンノート」と位置づけられたNBシリーズは、TVチューナーを搭載したモデルが3機種、非搭載モデルが6機種、合計9機種が用意されている。NB75Sは、非搭載モデルのうち、NB80Sに次ぐクラスの製品だ。CPUとしてCore Soloプロセッサ、グラフィックアクセラレーターとしてXPRESS 200Mを搭載しており、ビジネスマシンとしてもゲームマシンとしても十分な性能を備えている。標準搭載メモリが、相場より少し多めの768Mバイトという点も嬉しい。
高色純度、超高輝度の15型スーパーファインDXII液晶は、写真や動画も美しく再現してくれる。また、低反射コーティングによって映り込みが抑えられており、視野角の広さとあいまって非常に見やすく感じられた。
各種インターフェースの豊富さは、さすがといったところ。1000BASE-Tまで対応したLANポートに、IEEE 802.11a/b/gのすべてに準拠したワイヤレスLAN、DVD±R DL書き込み可能なスーパーマルチドライブ、主要メモリカードに対応したダイレクトメモリスロットなどなど、どんな既存環境にも適応できる、実に隙のない構成になっている。USB2.0ポートが5つも用意されているのも嬉しいところだ。
ユーザーインターフェースについても、細かい気配りがなされている。メインキーボードのキーピッチは19mmと、タイプしやすい余裕の配列。3mmのキーストロークも適度な手ごたえがあり、長時間のタイピングでも負担になることはない。さらに、キーボードにはバスタブ構造が採用され、PC内部への水滴などの侵入を防ぐ工夫がなされている。また、キーボード上部のワンタッチキーでは、よく使うアプリケーションの起動を割り振ったり、音楽CDやDVDを直接操作したりすることが可能だ。
標準で添付されている光学マウスは、本体をあまり移動させずに使用する人にとってはうれしいアイテムだ。また、ポインティングデバイスとしては、新機能「フラットポイント・デジタイザ」がおもしろい。これについては、後ほど詳しく紹介しよう。
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