マミヤ・オーピー(マミヤ)は5月16日、光学機器事業の営業譲渡について、新社名およびマミヤブランドの継続を発表した。
マミヤの光学機器事業は、コンパクトデジタルカメラの浸透などからメインである中判カメラの売上げが大幅に落ち込んでいた。2005年末に発売した最高級デジタルカメラ「Mamiya-ZD」も思うように伸びず、4期間に多額の損失を計上することになり、光学機器事業からの撤退を決めた。撤退にあたり、光学機器事業と子会社のマミヤをコスモ・デジタル・イメージングに営業譲渡することを4月21日開催の取締役会において決定していた。
コスモ・デジタル・イメージングは営業譲渡後の社名を「マミヤ・デジタル・イメージング」に社名を変更する予定だ。譲渡にあたっては、現行商品の中判カメラやデジタルカメラの製造が引き継がれるとともに、アフターサービスやマミヤブランドも継承される。今後はMamiya ZDやマミヤ製デジタルバックなど、デジタル製品企画開発に注力する。また、マミヤブランドのファンクラブ的存在である「マミヤカメラクラブ」も継続されるという。
マミヤおよびコスモ・デジタル・イメージングでは9月に開催予定の「フォトキナ2006」において、データベースやIT技術と融合した新製品を発表したいとしている。
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