NECエンジニアリングは5月16日、運輸多目的衛星「MTSAT(ひまわり)」が撮影した雲の画像を、地上で受信/処理するシステム「NESDUS-Vi」の新版を発表した。ひまわりから受信した雲の画像に、インターネット経由で取得した速報天気図を1クリックで重ね合わせる機能を追加。リアルタイムの気象データを視覚的に把握しやすくしたという。
また、新たに気象庁のAMeDAS(アメダス)システムの観測データをはじめ、降水量予測、波浪予測、台風情報などのデータを自動収集、表示する機能を備えた。「気象についての専門知識がなくても気象予測ができる」(同社)という。
気象データは国際気象海洋が提供する。NECエンジニアリングでは今後、災害情報などの緊急同報システムとの連携機能を追加していく予定。
価格は516万6000円。自治体や交通機関のほか、気象情報に基づく需要予測を行う飲食品メーカーや物流会社などの需要を見込み、3年間で100システムの販売を目指す。
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