モバイルが次に狙う広告メディアとは--J-MOBILE - (page 2)

永井美智子(編集部)2006年05月18日 08時00分
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広告商品のヘビーユーザーにどう訴えるか

 現在、市場全体が抱えている課題として山?氏が挙げるのは、やはりモバイル広告自体の認知度の低さだ。広告主や広告代理店に対して、モバイル広告の存在自体をもっと知ってもらう必要があると訴える。

 「特にモバイルと相性のいい、食品や飲料などの生活に密着したナショナルクライアントから、恒常的に出稿してもらうことが課題だ。現在はキャンペーン単位で実験的に使われている程度に過ぎない。例えば、企業の宣伝部の担当者はモバイル広告について知っていても、管理職の人がモバイルインターネットを使わないような世代だと、なかなかその有効性を実感してもらえない、といったことがある」(山?氏)

 また、同時に広告主のターゲットユーザーにきちんとアピールできる媒体作りも必要だという。「錯覚におちいりがちだが、携帯電話をたくさん使う人に広告を送っても、その人たちが携帯電話にばかりお金をつぎ込んで、広告で登場した商品にお金を使わなければ意味がない。音楽などのコンテンツや飲料、食品、化粧品など、広告商品のヘビーユーザーにリーチするメディアをいかに作るかが課題だ」

新たなモバイルコミュニケーションに広告を載せていく

 ボーダフォンは3月、ソフトバンクの傘下に入ることが決まった。この影響について山崎氏に訊いたものの、明確に話せることはないとして返答は得られなかった。

 J-MOBILEが現在注目するサービスとして山崎氏が挙げたのは、モバイルでの新しいコミュニケーションサービスだ。

 「モバイルは口コミなどの情報伝播力が強いので、ここを生かさない手はない。いままではコミュニケーション媒体がメールしかなく、ユーザー間のメールに広告が介在することはできなかったが、例えばブログのようなところに人が集まれば、新たな広告媒体になる」(山?氏)

 3月にサービスを開始した「Vodafone live! CAST」は、ユーザーが寝ている午前2時から7時の時間帯に自動でコンテンツを配信するサービスだ。同様のサービスはauの「EZチャンネル」があるが、auが動画を中心にしているのに対し、ボーダフォンでは雑誌のようなコンテンツをそろえている。J-MOBILEは、このコンテンツの提供をしており、「今後もこのような新しいモバイルの利用シーンの創造にトライしていきたい」と話す。

 また、山?氏は「Web 2.0と呼ばれるPCインターネットの新しい流れがモバイルでもはじまっている」と話しており、ブログをはじめとした新たなインターネットサービスに注目しているとした。

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