ECナビは4月28日、同社の研究開発組織ECナビラボにて開発したソーシャルブックマークサービス「ECナビ人気ニュース」を大幅にリニューアルし、ベータ版へとバージョンアップした。バージョンアップに伴い、URLもhttp://hot.ecnavi.jp/からhttp://news.ecnavi.jp/へと変更した。
ECナビ人気ニュースは、ニュースに特化したソーシャルブックマークサービスだ。2005年11月7日にアルファ版をリリースし、現在のページビューは月間約12万、総ブックマーク数は約2万2000件となった。
リニューアルで追加された機能は、カテゴリ分類やニュースリストの編集機能、ランキングページなどだ。
まずカテゴリ分類機能では、キーワードによって自動的にカテゴリ分けをするベイジアン理論に基づき、統計的にニュースの内容を分析、登録したニュースがどのカテゴリに分類されるか自動的に判別する。リストの編集機能は、登録したニュースに関連したニュースをドラッグ&ドロップにて紐付けられる機能だ。
ランキングは、ユーザーの登録した記事の数や、他のユーザーに先がけて最初に記事を登録した数などで表示される。各ユーザーは、ニュースウォッチャーということから「記者」と位置づけられ、最初に記事を登録した場合は「スクープ」とされる。
また、ブックマークページのコメントの文字数を増加させたほか、登録できるキーワードもこれまでの3つから8つまでとした。
ソーシャルブックマークサービスとしては、はてなの提供する「はてなブックマーク」が知られているが、ECナビ 代表取締役 CEOの宇佐美進典氏は、「日々エントリー情報が増えるニュースに特化することで差別化できると考えた」としている。また、「ECナビはユーザー層もはてなとは違う。会員に女性が多いため、IT以外の一般情報も多く集まるだろう」と述べた。
ECナビでは、年内に同サービスの目標月間ページビュー数を100万、総ブックマーク数100万を目指す。また将来的にはモバイルでの同サービスの展開も予定している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス