ソフトバンク・テクノロジーは4月19日、同社が出資するエイベック研究所と、新たなECシステムの開発に関して提携すると発表した。エイベック研究所のコミュニティサイト構築システム「Avec10.0」と、ソフトバンク・テクノロジーのECサイト構築ASPサービス「ワンストップ EC サービス」(仮称)を組み合わせ、5月からサービスの提供を始める。
サービス名は「コミュニティ・コマース」。Avec10.0で構築したコミュニティサイトから、ワンストップECサービスで構築したECサイトへリンクを張り、顧客を誘導できるようにする。
Avec10.0は、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に似た、ブログベースの企業向けコミュニティサイト構築システム。ユーザーは、サイト上に運営企業の商品/サービスに関連したブログを作成したり、ほかのユーザーのブログを紹介して情報交換を行える。
一方、ワンストップ EC サービスは、ECサイトの運営者向けに、商品紹介、注文対応、決済処理、物流・購買履歴管理といった機能を一括提供する。
今回はこれら2つを組み合わせることで、ECサイトの運営者がブログの購読者層ごとに最適な商品を提供できるようにし、「ニッチ需要に対応した流通を可能にする」(両社)という。
ソフトバンク・テクノロジーとエイベック研究所では、互いの顧客企業に新サービスを紹介するほか、既存のECサイトにコミュニティサイトを連携させるインテグレーションサービスを提供。初年度2億円の売上げを目指す。
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