では、type Fの中身を検証してみよう。type FはCTO(Configure To Order)という注文仕様生産方式でも提供されるため、OS、CPU、グラフィックチップ、メモリ、HDD容量、光学式ドライブなど、自分にあったスペックを選択することができる。
CPUだけみても「Core Duo プロセッサー T2600(2.16 GHz)」
「Core Duo プロセッサー T2400(1.83 GHz)」
「Core Solo プロセッサー T1300(1.66 GHz)」
「Celeron M プロセッサー 420(1.60 GHz)」
と幅広いラインアップを用意している。
カスタマーチョイスで話題のデュアルコアCPU「Intel CoreDuo」を選択すれば、さらに高いパフォーマンスが得られるはずだ。
通信機能については、LANポートを標準装備し、オプションで内蔵の無線LAN(IEEE802.11a802.11a/b/gすべてに対応可能)を選択することができる。職場や自宅に無線LAN環境がある場合は無線LAN内蔵モデル、無線環境を使う機会がない場合は標準のみと、これも選択可能だ。
カスタマーチョイスであるということは、つまりビジネスや趣味などでハードにパソコンを使いこなすパワーユーザーから、メールやインターネットが主な用途といったライトユーザーまで、すべてのユーザー層にとってベストなPCを選ぶことができるということになる。また、余計な出費をすることなく最適なモデルを選べるため、TCOの削減にも寄与するだろう。
type Fには、すでにVAIOシリーズではおなじみの「Do VAIO」がインストールされている。デジタルカメラや音楽CDなどのコンテンツは、簡単な操作でtype Fに取り込むことができるので便利だ。type Fに取り込まれたデータは「Do VAIO」上で管理でき、いつでも楽しみたいコンテンツに簡単にアクセスできるようになっている。
type Fに取り込んだデータは、ネットワークウォークマンなどに簡単に転送できる。同社の蓄積してきたプロオーディオ技術の高さやこだわりがうかがわれる部分である。本体の右側面にあるS-Video端子からS-Videoケーブルで大画面テレビに出力すれば、type Fにあるムービーや写真、DVDビデオを大画面で楽しむこともできる。
そしてtype Fでは、USBポートやi.LINK(IEEE1394)、S映像出力、外部ディスプレイ出力、PCカードスロットなど、必要なインターフェースは右側に集められている。マウスや周辺機器などの接続時には、とにかくtype Fの右側にアクセスすればいい。右利きである場合、マウスケーブルが短いとUSBポートの位置によってはとても使いにくく感じることがあるが、type Fの場合は右側にあるので安心だ。
前面には、無線LANのON/OFF切り替えスイッチが用意されている。無線LANが不要なときには、スイッチひとつでワイヤレス接続をオフにできるので、不正アクセスからの防衛にも役立つし、通信機器の使用が禁止されているフライト中も安心してtype Fを利用できることになる。
type Fは、デザイン、機能、付加価値の3拍子そろった最強のノートパソコンと言えるだろう。ネットワーク機能はもとより、ワイド画面を採用したことで、一覧性も上がり作業効率が大幅に向上する。これは生産性の向上に直結するため、ビジネス利用に最適なモデルといえるだろう。
さらにFeliCaを使ったセキュリティソリューションと組み合わせることができるなど、通常のビジネスパソコンでは実現し得ない付加価値を提供している。
VAIOは、コンシューマ向けというイメージが強いが、個人はもちろんのこと、ビジネスシーンでも効果を発揮する各種機能が内包されている。ビジネスでもプライベートでも活躍できるtype Fは、ビジネスマンが持つPCとして最良の選択肢の1つになるだろう。
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