マイボイスコムとNTTアドは3月30日、「モバイル端末による番組視聴」をテーマに両社が共同調査した結果を公表した。同調査は2006年3月8日〜13日にかけて、インターネットコミュニティ「MyVoice」の登録メンバーを対象に行われ、6045件の回答を集めた。
今回の共同調査は、ワンセグ放送開始を直前に控えた現在、その認知の浸透度合いやユーザーの利用意向を探ることを目的に行われた。公表された調査結果によると、ワンセグという言葉自体の認知は53%と回答者の約半数で、言葉を知っている人を対象にサービス開始日やその他ワンセグの詳細について質問したところ、これらの認知は5割以下にとどまった。
男女別では、男性20〜30代で70%を超えて高く、女性では20代の46%が最高。男性からの認知が総じて高い傾向がみられた。地域別では、関東・関西圏に比べ、中部・地方圏での認知が若干低い。想定する利用シーンでは、「待ち時間や空いた時間」が多く、視聴したい番組の上位3位は「ニュース・報道」「天気予報」「音楽番組」。利用したい端末は携帯電話が突出している。なお、間近に迫ったサービス開始日(2006年4月1日)の認知は、認知者全体で42.1%と低く、男性でも5割、女性で3割程度だった。
内容面では、ワンセグに魅力を感じると回答した人が全体の62%。男性10代とモバイル視聴経験者では70%を超えた。利用意向では、「利用したい」が19.9%、いずれは利用するかもしれないが49.7%で、計約70%が利用意向を示している。「見たいときにテレビ番組が見られる」即時性、「携帯電話で見られる」携帯性、「無料で受信できる」手軽さなどに魅力が集まっているようだ。一方、利用する条件では、「バッテリーが長持ちする端末が出たら」(54.5%)が高い数値を示すなど、端末の充実や手頃な価格に関する希望が上位を占めた。
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