SanDiskは先週、USBフラッシュメモリドライブ「Cruzer Crossfire」シリーズの新製品を出荷開始したが、この製品ではU3「スマートドライブ」技術を搭載しなかった。2006年1月に開催されたConsumer Electronics Show(CES)では、この製品でのU3サポートを表明していた。
SanDiskの代表者は米国時間3月27日、新製品のCruzer CrossfireドライブではU3のスマートドライブ技術をサポートしていないことを認めた。U3が策定したこの技術標準は、USBドライブからアプリケーションを起動したり、PCの設定やパスワードなどを保存して、複数のPCで共有できるようにするものだ。
1月のCESで発表されたプレスリリースによると、SanDiskは当初、U3標準に準拠するソフトウェアをこのUSBドライブに搭載し、ゲーマーがこれに保存したゲームをどのPCでも楽しめるようにする計画を立てていたという。
SanDiskの代表者は、「今回U3の機能をしばらく保留することを決定したのは、ゲーム専用の『Launchpad』に対応するためだ」と述べた。Launchpadとは、U3対応ドライブの起動時に表示されるアプリケーションのメニューのことだ。
1月のSanDiskの発表では、Cruzer Crossfireと「Cruzer Micro」の2種類のUSBドライブをU3対応とするとのことだったが、CrossfireがU3に対応するのは2006年第3四半期以降になる、と同社の代表者は述べた。
一方、Cruzer Microのほうは、2005年のホリーデーシーズンにU3対応製品が限定出荷され、U3対応の新製品は2006年春に発売される予定だ。U3対応品の購入を検討している人は、製品の外箱にU3のロゴがあるかどうかチェックしてから買うべきだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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