NECとNECパーソナルプロダクツは3月23日、個人・企業向けパソコンの次期新製品全機種で「RoHS指令」に対応すると発表した。
「RoHS指令」は、06年7月から欧州で施行される、電気・電子機器に含まれる鉛、水銀など6種類の特定化学物質の使用を制限する指令。NECは、これまでも、パソコン用マザーボードの鉛フリー実装や、金属部品の六価クロムレス鋼板化や取引先に対するグリーン調達を推進するなど、RoHS指令への対策を進めていたが、次期モデルから全面的に同指令に対応することとした。
同時に、電気・電子機器の特定化学物質の含有表示を規定する国内規格「J―Moss」にも対応し、同規格で定められた特定化学物質を基準値以上含んでいないことを証明する「非含有マーク」(グリーンマーク)を付与して出荷する。
さらに、次期ノートパソコン全機種において、シックハウス症候群の原因となる可能性がある揮発性有機化合物やアルデヒド類への対応を強化。JEITAが策定する「パソコンに関するVOCガイドライン」に対応し、地球環境に配慮した商品開発に取り組む。デスクトップパソコンについても、今秋までに順次対応を完了する予定。
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