GNOMEの開発者らは米国時間3月16日、LinuxおよびUnix向けデスクトップ環境の最新版「GNOME 2.14」をリリースした。最新版には新たに、企業における同ソフトウェアの利用を容易にするためのアプリケーションスイートが含まれている。
「GNOMEプロジェクトは、GNOME 2.14以降のバージョンに、システム管理者をターゲットにしたツール群『Administration Suite』を搭載する予定だ」とプロジェクトチームは述べている。
プロジェクトチームはさらに、「Administration Suiteに含まれる新しい2つのツールは、信じられないほど強力だ。大企業における実装や、マシンのロックダウンが必要な状況などで管理者を支援する」と続けている。
2つのツールとは、PC機能をロックダウンするエディタの「Pessulus」とプロファイルマネージャの「Sabayon」だ。
「Pessulusは、管理者がGNOMEデスクトップの特定の機能を容易に無効にできるロックダウンエディタで、企業やインターネットカフェなどでの利用が見込まれる機能だ。GNOMEは数年前からロックダウン機能を持っていたが、Pessulusを利用することで管理者はさらに容易にこの機能を利用できるようになる」とリリースノートには書かれている。
無効にできる機能には、コマンドラインアクセス、マシンをシャットダウン/再起動する機能、ウェブブラウザにおける特定のプロトコルへのアクセスなどがある。
このほかのGNOME 2.14では、性能の強化が図られたほか、音声とVideo over IPクライアントのEkigaが改善されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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