USENが携帯電話向け無料放送に参入--FTTHサービスの名称も変更

田中好伸(編集部)2006年03月14日 23時10分

 USENは3月14日、携帯電話向けの無料放送サービス「モバイルGyaO」を3月27日から開始することを発表した。既存のPC向け無料放送サービス「GyaO」と連動した番組のほかにオリジナル番組も放送していく。

 3月27日から試験放送を開始し、GyaO開局1周年にあたる4月25日から本放送を始める。試験放送では、NTTドコモのFOMA専用の動画再生アプリを配布し、20番組を配信する。対応する携帯電話端末は、FOMAの900i、901i、902i、700i、701iシリーズ。auのEZweb、ボーダフォンのVodafone live!では、サンプル動画の視聴が可能だ。

 4月25日からの本放送では、広告も配信される予定。配信される番組は、ミュージッククリップや10分程度のミニシネマ、女性向けランキング番組など。動画に対応していない携帯電話端末でも楽しめるように、ゲームや占い、着メロなどのコンテンツも用意している。

 モバイルGyaOは、USENとグループ会社のKLabが共同でサイトを開発、構築し、システムも共同で運用する。

 USENは同じ3月14日に、これまで「BROAD-GATE01」としていた個人向けFTTHサービスの名称を「GyaO 光」に4月1日から変更することを発表している。これにより、NTT東日本および西日本と協業している「USEN 光 with フレッツ」は「GyaO 光 with フレッツ」に改称される。

 2001年から始まったUSENの個人向けFTTHサービスはこれまでに60万件以上の契約を獲得。2005年4月から開始したGyaOの知名度を生かして、個人向けFTTHサービスの名称も変更する。名称変更に伴い、4月1日からはサービスサイトのURLもhttp://ftth.gate01.com/からhttp://hikari.gyao.ne.jp/に、会員向けポータルサイトのURLもhttp://www.gate01.com/からhttp://www.gyao.ne.jp/に変更される。

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