映像の松下が創る21世紀のカメラ――パナソニック「DMC-FZ7」 - (page 2)

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パナソニック
DMC-FZ7
内容:12倍光学ズームを誇るパナソニックのデジカメLUMIX「FZシリーズ」に新機種「DMC-FZ7」が追加された。600万画素CCDを搭載、ISO感度の高感度化にも対応したモデルである。常に進化を続ける「FZシリーズ」が目指すカメラの形とは何か。最新形態である「DMC-FZ7」で撮影することによりその意思を探ってみた。

高感度撮影が実現するリアルなライブ感

 「DMC-FZ7」にて新たに与えられたもう一つの能力。それは最高ISO感度1600まで増感可能な高感度撮影能力である。前モデル「DMC-FZ5」においてはISO感度400が最高感度であった。通常のシーンであればISO400もあれば十分撮影は可能である。しかし室内のストロボ無しでの撮影などとなると極端にシャッター速度が遅くなってしまう。したがって被写体が動くことによって起きる被写体ブレや手ブレ補正では補いきれない手ブレなどを撮影感度を上げることで抑えようというものだ。ISO感度1600となるとISO感度400と比べ、シャッター速度にして2段分(例:1/30s→1/125s)速いシャッターを切ることができるのだ。

 

 そこで私の実際の撮影現場でもある、室内でのライヴステージにて撮影を行った。ステージ上では被写体の明暗さが激しく動きもまた激しい。カメラに対して高いレベルの能力を要求する被写体である。

  • 高感度モードISO1600にて撮影。 スポットライトの当たっていない暗い被写体だが、ISO1600の高感度と手ブレ補正のおかげでブレずに撮影できた。219mm相当、F4.0、1/50s、WBオート

  • 高感度モードISO1600にて撮影。 ステージ上でも一番奥に位置するドラマーを撮影するのは非常に難しい。432mm相当の超望遠とISO1600の高感度のおかげで激しい動きの被写体をも捉えることができた。F5.6、1/160s、WBオート

 

 結果、「DMC-FZ7」は厳しい条件下での撮影において十分に応えてくれた。暗い被写体ながら激しい動きにもしっかりとAFが追随し、レリーズのタイムラグも少なく的確にシャッターを切ることができた。EVF(電子ファインダー)においても被写体の状況をしっかりと確認できる。手持ちでの望遠撮影だったが手ブレ補正のおかげでブレも少なくて済んだ。カメラとしての性能はとても高いものだと言えるだろう。だが、肝心のISO感度1600で撮影された画像はかなりノイズのきつい仕上がりとなっている。解像感も良くない。正直、限界ギリギリの状態であろう。しかし、この厳しい条件下での撮影ということを考えるならば「写すことができる」というアドバンテージは十分にこのカメラの可能性を広げていると言えるだろう。

 なお、ISO感度800及び1600での撮影は、シーンモード内の高感度撮影モードを選択することで可能となる。特殊な撮影モードであるとの考えからの選択方法であろうが、通常撮影のモードからも高感度撮影を選ぶことができた方がよいと私は思う。

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