--Xbox 360やPlayStation 3と比較して、Revolutionはどこが違うのでしょうか。
違う点はいくつかあります。まずはタイトルの品揃えです。われわれには、この業界では他に類を見ないほど多くの人気シリーズがあります。また、まったく新しいシリーズを複数開発中であり、自社ソフトウェアの品揃えは他社より優っています。また、サードパーティの強力なサポートもあります。
2つめの違いは「バーチャルコンソール」というコンセプトです。これは、Nintendo 64やSuper NES(スーパーファミコン)、NES systems(ファミコン)用のお気に入りのゲームをプレイ可能にするもので、他社製品にはない機能です。また、RevolutionではGameCube用のソフトも再生できることになっています。
--Revolutionの売れ行きをどう予想されますか。
発売当初の売れ行きは、Xbox 360を上回るでしょう。2005年12月の米国市場における販売台数は、GameCubeのほうがXbox 360よりも多かったのですが、Revolutionが出ればもっといけると考えています。
--PSPとNintendo DSとの一騎打ちはどうなるのでしょうか。
2006年はDSが大ブレイクする年になるとわれわれは予想しています。Nintendo DS向けのWi-Fi Connection立ち上げに成功したというのがその理由です。世界にはすでに1000万を超えるDSがあり、これがWi-Fi経由でサーバに接続しているわけです。また、ユニークユーザー数が50万人を超えるのに、わずか7週間しかかかりませんでした。
ちなみに、Xbox Liveでは50万人の会員を獲得するのに6カ月以上かかっています。われわれはここまでビジネスを大きくしたことを誇りに思っています。また、「Metroid Prime: Hunters」など、今後多くのタイトルが発売される予定であるため、Nintendo DSの売れ行きには大きな自信を持っています。
さらに、「テトリスDS」も発売になります。このゲームには、LAN上でもWi-Fi接続でもプレイ可能な複数のメカニズムが備えられており、昔ながらのテトリスを含めて合計6つのモードが用意されています。また、2006年には新しく「ニュー・スーパーマリオブラザーズ」が発売される予定です。こういった内容だけをとっても、Nintendo DSが今年成功を納めることは間違いないと言えます。
--素晴らしいですね。では最後に、任天堂は据え置き型ゲーム機市場でソニー、Microsoft に次いで第3位だという世間の見方をどうやって覆すつもりかお教え下さい。
実は、世界的にみると任天堂は第2位に付けています。米国市場で3番手になっているため、任天堂は据え置き型ゲーム機市場では、携帯ゲーム機の場合ほど成功していないという見方があることもわかりますが。
われわれがRevolutionで重視することは、本当に意味のある差別化要素を提供することであり、それによって成功がもたらされると確信しています。まず、ゲームに特化したデバイスを作ること、そして消費者がゲームをプレイするやり方を大きく変えるような革新的なコントローラを作ること、そして競合他社にまったく欠けている価値を提供すること、さらにバーチャルコンソールで魅力ある既存タイトルを活用することが重要だと考えています。
われわれは、こうした成功の秘訣が据え置き型ゲーム機にも通用すると信じており、これら4つの点を実行することに注力していきます。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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