松下電器が社長交代--大坪専務が昇格、中村氏は会長に

永井美智子(編集部)2006年02月23日 16時34分

 松下電器産業は2月23日、現在代表取締役社長を務める中村邦夫氏の後任に、代表取締役専務の大坪文雄氏が就任する人事を発表した。6月以降に開かれる取締役会で正式に決定する。

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新社長に就任する大坪文雄氏

 今回の人事により、中村氏は代表取締役会長に就任する。なお、現在会長を務める森下洋一氏は相談役に退く。

 大坪氏は松下電器のオーディオ、ビデオ、コンピュータ部門を担当するパナソニックAVCネットワークス社の社長を務めており、プラズマテレビなどの主力製品の指揮を執ってきた。

 今回の人事について、松下電器では「2006年度に営業利益率5%を達成するという目標達成が見え、後進に道を譲りたいという本人の希望があったため」と説明している。なお、中村氏は今後財界活動に主軸を置き、事業については大坪氏が全般を見ることになる。

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