GoogleがEarthLinkと提携し、サンフランシスコ市内における無線インターネットアクセスサービスを提供する提案をしたことが、同社広報担当の話により、米国時間2月22日に明らかになった。提案では、有料のプレミアムサービスも提供される予定だという。
サンフランシスコ市長Gavin Newsomのオフィスが発表した声明によれば、GoogleとEarthLinkの提案は、入札に提出された提案6件のうちの1件だったという。入札は2月21日に締め切られた。
両社以外には、Communication Bridge Global、MetroFi、NextWLAN、Razortooth Communications、SF Metro Connect(コミュニティコンピューティングの非営利団体SeaKay、Cisco Systems、IBMのジョイントベンチャー)が入札に参加した。
Googleは声明で次のように述べている。「この提案で、Googleは無料のWi-Fiサービスを市内全域に提供し、EarthLinkはプレミアムサービスのプロバイダとなる。Googleでは、消費者がすばやく世界中の情報にアクセスできるような新しい技術を創造することに焦点を置いており、これを実現するために今回の提案書を出した。また、これは、地域コミュニティを支援したいというGoogleの姿勢の表れでもある。今回の提案や2社の技術の融合によって、サンフランシスコの住民に提供される接続形態やサービスプロバイダの選択肢が広がる」
EarthLink Municipal Networksの開発計画担当バイスプレジデントを務めるBill Tolpeginは、「入札に勝つ可能性も増えるし、両社にとってこのパートナー関係は有益だ」とインタビューで語った。
Googleは300kbpsの無料Wi-Fiサービスを提供する予定だ。一方のEarthLinkは、1Mbpsのカスタマーサポート付きサービスを提供する予定で、価格は月間20ドル以下になるという。
GoogleとEarthLinkは共同でネットワークを管理するが、両社がどれだけの資金を投資する予定かについては、Tolpeginは回答を避けた。同氏は、135平方マイル(約350平方キロメートル)の広さをカバーするWi-Fiネットワークをフィラデルフィアに構築したときにEarthLinkは1000万〜1500万ドルを投資したと述べ、サンフランシスコのネットワークは47平方マイル(約120平方キロメートル)をカバーすることになると付け加えた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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