まず「EasyShare V570」を手にしてみて思ったことだが、その直線的でメタリックなデザインはとてもシンプルだ。本体メタル部の触感もなんとなく「日本製品でないもの」という印象をもたらす。電源ONで瞬時に開かれるレンズバリアの動きも高級感を感じさせるものだ。ただ同じメタルでも削り出しではなく、アルミ板のような印象を持ってしまう。また実際にカメラを構えてみると判るのだが、その直線的なデザインが故に手に持った時のグリップ感が薄い。本体が小さいだけに余計に心もとない感じがしてしまう。またレリーズボタン及び背面のスイッチも横長のオーバル型となっており、押し具合も今ひとつだ。メディアスロットの蓋にいたっては、ペラペラの板を被せているだけで蓋に密閉感もない。実用的には問題はないのかもしれないが正直なところ安心感には欠けてしまう。
実際に「EasyShare V570」をもってスナップ撮影に出かけてみた。その中からいくつか挙げてみたい。
総じて露出の判断はかなり正確のようだ。特にストロボ調光はかなり優秀。ただ全体にシャープ感に欠けるようだ。特に逆光など強い光によるハレーションには弱い傾向がある。ソフトな描写との解釈の方法もあるが。
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