BIGLOBEは2月15日、電話とインターネットを連携させ、音声を使った新しいサービスを簡単に実現するプラットフォーム「koeviva(コエビバ)」を開発し、ASPによるサービス提供を開始すると発表した。
koevivaは、BIGLOBEのインターネットサービス技術と、通信事業者向け電話サービスインフラ構築で実績のあるSIPサービス技術を活用したプラットフォームで、録音機能、音声配信機能、二者間通話機能の3つの機能が利用できる。
録音機能は、koeviva専用の電話番号に電話し、音声を吹き込むことにより、ホームページやブログ、アルバムなどのウェブ上に音声ファイルを公開できるというもの。パソコンにマイクを接続し、専用のアプリケーションで音声ファイルをアップロードするなどの複雑な作業なしに、簡単に音声コンテンツの作成ができる。なお、音声を録音するには、発信者番号通知が必要となる。
音声配信機能は、Webサービス上で設定した時刻や事象に応じて、koevivaから情報配信希望者に対して電話を発信し、音声メッセージや音声情報を配信するサービス。ネット株取引サービスやスケジューラ、位置情報サービスなどと組み合わせると、アラート機能としての活用ができる。
二者間通話機能は、ネットオークションやウェブ広告など、情報掲載者と閲覧者が電話による二者間通話を必要とする場合、koevivaから両者に電話を発信して、通話を仲介するサービスだ。
利用料金は、初期費が5万円で、月額利用料30万円となっている。月額利用料30万円でkoevivaのいずれか1つの機能を利用できるが、利用者数や利用する機能数により料金は変動する。また、音声配信機能、二者間通話機能の場合、通話時間に応じた従量料金が別途かかる。BIGLOBEでは、2006年度に約30社の受注を見込んでいる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」