IBMは米国時間2月14日、2.2GHzの「POWER5+」プロセッサを搭載したミッドレンジシステム「p5 570」を含む、Unixサーバを複数発表する予定だ。
これまでのPOWER5+の最大動作速度は、最高速版のPOWER5と同じく1.9GHzであった。動作速度の向上とともに、IBMでは、Quad Core Module(QCM)技術を採用したモデルを複数発表する。QCM技術は、2基のPOWER5+チップを納めたセラミックパッケージを、シングルチップパッケージ用ソケットで使うことを可能にする。
IBMでは、速度向上に重点を置いており、2007年に登場が計画されている次期プロセッサ「POWER6」の動作周波数は、4〜5GHzまでに上がる予定である。IBMでは、性能の向上が、Unixサーバ市場におけるライバルSun MicrosystemsやHewlett-Packardに対抗するための重点事項だと考えている。
IBMは2005年、QCMシステムをp5 550に採用し、販売を開始した。「前四半期、(この)550Qは大成功し、売上が予想の2倍に達した」と、pSeries担当バイスプレジデントKarl FreundはCNET News.comとの電子メールによるインタービューで述べた。現在、IBMは、より完全な製品ラインを導入することを予定している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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