フェニックス発--PayPalはeBayおよびユーザー間の取引手段として確かに普及したが、ユーザーのコンピュータと結びついたシステムだ。
当地で開催中の「DEMO 06」では、物理的なクレジットカードや現金、小切手などを使わずに、安全に支払いをするための方法を、2つの企業が米国時間2月8日に紹介していた。
1つ目の会社は、オレゴン州に本拠地を置くPayWiだ。携帯電話を使った支払いサービスをデモしていた。
PayWiの最高経営責任者(CEO)Dave Barramによると、同社のサービスでは、ユーザーは事前にオンラインで申し込みをする必要がある。その際に自分の個人情報と支払いに関する情報を入力しておけば、その後はいつでもどこでも自分の口座を利用して支払いができるというものだ。
たとえば、小売店での品物代や、駐車場での料金などの支払いのほか、送金なども処理できるとBarramは説明する。これらの処理には、携帯電話経由でログオンし、取引先情報、金額、受取人の名前、5桁のPINコードを入力すればよい。
2つ目の会社、Pay By Touchも、物理的なクレジットカードは古いと主張する。
Pay By Touchのサービスでは、ユーザーは指紋認証スキャナーに触れ、PINコードを入力するだけで支払いが完了する。すでに、米国内大手食品チェーン店5社中2社が、このサービスを導入しているという。
PayWi同様、Pay By Touchの仕組みも、ユーザーが事前に契約し、必要な個人情報と財務情報を入力しておくというものだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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