Googleは米国時間2月6日に「Gmail Chat」という新サービスを公開した。このサービスでは、Gmailのページからワンクリックでインスタントメッセージ(IM)を送信したり、アドレス帳に登録した相手がオンライン状態かどうかを確かめたり、チャットのログを電子メールメッセージの形式で保存したりすることができる。
Gmail Chatに含まれる「Quick Contacts」は、連絡先のリストを「Google Talk」の仲間リストと同期されるほか、最も頻繁にメッセージをやりとりする相手の名前やその人物のオンラインステータスを自動表示する。そして、オンライン状態にある相手の名前をクリックするとブラウザのなかにチャット用のウインドウが表示される。
Gmail Chatのユーザーは、保存したチャットログを後から簡単に検索できるほか、前もって「記録に残さない("off the record")」というオプションを選んでおけば、その相手とのやりとりを一方の側でしか保存しないような設定も行える(互いに記録に残すことを選べば、やりとりは保存可能になる)。
Gmail Chatが利用できるのは、Internet Explorer 6.0もしくはFirefox 1.0以降の各バージョンで、いまのところインターフェースは英語のみの表記となっている。
Google Talkのチャット機能はGmailに統合されるが、音声チャットを行うユーザーはGoogle Talkのクライアントソフトをダウンロードする必要がある。
Nielsen//NetRatingsによると、米国のウェブメール市場でGmailは現在第4位につけており、Google TalkはIM市場で第7位につけているという。
Yahoo Mailでも、Yahoo Messengerの連絡先リストに登録された相手のステータスを表示したり、そのままチャットを始めたりすることが可能なほか、音声チャットも行える。またユーザーは音声メールをチェックして、Yahoo Mailから音声チャットを始めることも可能だ。また、America Onlineの「AIM Triton」では電子メール、IM、SMS、それに音声/ビデオチャットの各機能を統合したサービスが提供されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」