KDDIは2月6日、セコムおよび丸紅が保有するジャパンケーブルネットホールディングス(JCNH)およびジャパンケーブルネット(JCN)の株式取得について、セコム、丸紅両社と基本合意したと発表した。
KDDIはこれまでもケーブルプラス電話の提供など、ケーブルテレビ各局との連携を進めてきた。将来の光展開を見据えた顧客基盤拡大の観点から、JCNHおよびJCNの株式を取得し、JCNグループの経営に参画することにしたという。また今回の株式取得は、JCNグループにおいても、「多チャンネル放送」「インターネット」「電話」の各サービスにau携帯電話との連携による「クワトロプレイ」の実現といった、ユーザーにとってより魅力的なサービスの提供が可能となり、企業価値向上に大きく貢献するとしている。
取得株式数は、JCNH株が30万3959株、JCN株が4万4387株。なお、これまでもJCN株については0.08%にあたる756株を保有していた。なお、JCNへの直接および間接出資比率の合計では38.18%となる。
また、セコム・丸紅両社からの株式買い取り後、少数株主からの株式買い取りを予定しており、この買い取りにより、KDDIのJCNへの直接および間接出資比率の合計は、47.30%まで増加する可能性がある。その場合の株式買い取り総額は最大で335億円となる。
株式取得の日程は、株式譲渡契約書の締結が3月上旬、株式取得(クロージング)が3月末の予定となっている。なお、KDDIは、この株式取得による2006年3月期の連結業績への影響はないとしている。
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