松下電器、「100kg乗っても大丈夫」なLet'snoteを発売

 松下電器産業は1月25日、モバイルノートパソコンに必要な「軽量・長時間・頑丈(タフ)設計」を踏襲しながらも、基本性能を強化した「Let'snote」の新シリーズを2月10日より順次発売すると発表した。法人モデルについても、同様のラインアップで2月中旬より順次発売する。本体希望小売価格は全てオープン価格。年産台数はLet'snoteシリーズ全体として34万台。

 今回発売される4シリーズは、独自の軽量設計やファンレス設計、低消費電力のプラットフォーム技術の融合により、基本性能を向上させたモデル。ボンネット構造の天板を継承しており、モバイルパソコンに必要な頑丈さを提案する。「R4シリーズ」は、満員電車での持ち運び場面を想定した約100kgfの加圧振動試験をクリアした。「Y4シリーズ」は、DVD-R/+Rの書き込み速度を4倍速にアップし、「W4シリーズ」は新CPUを搭載して基本性能を強化させた。「T4シリーズ」は、軽量バッテリーを同梱し用途に応じてバッテリーを選んで使える。また、新製品より、海外修理サービスも開始するとしている。

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100kgの重さにも耐えられるR4シリーズ「CF-R4」

 R4シリーズは、マグネシウム合金の薄肉成型、薄肉LCDフレームや高効率基板設計等の軽量設計により、10.4型XGA液晶搭載で約999gという軽さを実現。また、約9時間の世界最長駆動時間を実現し、時間を気にせず持ち運べる。コンパクトサイズで、鞄への収納性にも配慮がなされている。

 T4シリーズは、外出時などACアダプタなしで快適に使用できるよう、標準(長時間)バッテリーで約12時間の世界最長駆動時間を実現。また、12.1型液晶を搭載した、約1260gの軽量ボディで、デスクトップパソコンと同等のキーピッチ19mm(横)を確保している。今回より標準同梱している軽量バッテリーパック(約5時間駆動)を使えば、より軽く(約1040g)なる。

 W4シリーズは、今回新CPUとしてIntel Pentium M プロセッサ超低電圧版773(1.30GHz)を搭載し、基本性能を向上。Let'snoteシリーズ独自のカバー部が上に開くシェルドライブは、ドライブの開発により約59.5g(トレー式の約30%を切る軽さ)にまで軽量化している。また、ドライブのケースカバー部などをパソコン本体と兼ねる構造や、世界最高レベルでマグネシウム合金の薄肉成型を実現し、薄肉LCDフレームや高密度基板設計、独自のファンレス設計等で、スーパーマルチドライブ内蔵のノートパソコンとして世界最軽量の約1199g、12.1型XGA液晶で約8時間のバッテリー駆動時間で、外出先でも、DVDビデオの再生や、DVD/CDメディアによる大容量データの受け渡しが行える長時間駆動が可能だ。

 Y4シリーズは、14.1型SXGA+液晶の大画面・高精細の液晶を搭載しており、大画面での効率作業が求められるビジネスシーンをはじめ、ホームページやデジタルカメラ画像を美しく表示することが求められるプライベートシーンなど幅広いシーンで、大きく・美しく・見やすい液晶で使用できる。Let'snoteシリーズ独自のシェルドライブを搭載し、スーバーマルチドライブを引き続き採用。気軽に持ち運べる大画面モバイルパソコンとして、約1530gの軽量ボディに約7時間の長時間駆動を実現した。

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