ピープルソフトの共同創立者、ソフトウェア事業でカムバックを図る

文:Greg Sandoval(CNET News.com)
翻訳校正:尾本香里(編集部)
2006年01月25日 19時35分

 カリフォルニア州ハーフムーンベイ発--Oracleはまたしても、Dave Duffieldの邪魔をしてしまったようだ。

 PeopleSoftの共同創業者Dave Duffieldは、先週のAMR Research Strategy Conferenceにおいて新会社の設立を発表する予定だったが、土壇場になって同氏の側近が方針を変更した。しかし、これはこれでよかった。IT関連のメディア関係者はみな当地から25マイル北のサンフランシスコに集まり、Oracle幹部が発表した新事業戦略を聞いていたため、このニュースが取り上げられなかった可能性があるからだ。Oracleがこのとき発表した内容は皮肉にも、1年前にPeopleSoftを100億ドルで敵対買収した同社が今後どうビジネスを展開していくか、というものだった。

 Duffieldは当地で開催されたカンファレンスでおよそ300人の参加者を前に、買収当時を振り返り、1987年に自ら設立したPeopleSoftの買収を阻止しようと最後まで抵抗したが、これが自身および元副会長のAneel Bhursriに大きな痛手を加えることになった、と述べた。

 「Aneelと私の2人でセラピーを受けに行った」とDuffieldは冗談まじりで語った。その後、同氏はCNET News.comのインタビューに応じ、より厳しい表情を浮べながら、PeopleSoftでの最後の日々を思い出し、「あの時は本当に大変だった」と述べている。

 何十億ドル規模の企業を設立し、豪華な邸宅を建てた同氏ではあるが、ベイエリアのIT業界のなかでは最も情け深い経営者と見られている。そんなDuffieldは今回、カムバックを計画している。同氏とBhusriは新たな企業用ソフトウェア技術を設計する「Workday」を設立し、春頃に営業を開始する予定である。

 Duffieldは同社が対象とする市場を明らかにしていないが、同氏に近い筋によれば、Workdayは手始めに人事管理のためのソフトウェアツールを構築するところから始めそうだという。

 「それが彼の強みであるということは知っている」と元PeopleSoftの幹部であり、現在は企業向けソフトウェア会社Taleoのグローバルセールズおよびマーケティング担当エグゼクティブバイスプレジデントを務めるJeff Carrは述べる。「お金を賭けるとしたら、私は、Duffieldがその分野を狙うと予想する。彼がPeopleSoftで最初に手をつけたのも、この分野であった」(Carr)

 AMR Researchの最高研究責任者(Chief Research Officer:CRO)であるBruce Richardsonもこの意見に同意した。

 「初期のPeopleSoftと同じように財務や人事関係を扱うであろう。バックオフィス機能に注力し、新しいソフトウェアモデルの確立をめざすであろう」(Richardson)

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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