最新版のWindowsに関する噂が飛び交うファンサイトは山ほどあるが、これらは通常大規模なリリースに重点を置いている。
ところが、Ethan Allenはもっと平凡な話題に焦点を当てている。Microsoftのほかのファンサイトが、近い将来登場する「Windows Vista」の最新ニュースに躍起になる一方で、Allenは「Windows XP Service Pack 3(SP3)」に着目している。
同サービスパックは比較的小規模になる見通しで、Windows専門サイトでもあまり話題になっていない。しかし、Allenはウェブサイト全体をSP3の話題に割いている。
ワシントン州ベルビュー在住のAllenは電話インタビューに答え、「以前からずっとOSの修正に関心があった。一番困ったのは、今度のサービスパックで提供される修正の一覧を調べようと思っても、簡単にアクセスできるサイトが用意されていなかったことだ」と語った。
Allenは、SP3に含まれることが確定していると同氏が考える小さな修正を一覧にしているが、大規模なものについてはわからないという。ちなみに、現時点で考えられるものとしては、Internet Explorer 7や、Windows Media PlayerとMedia Center OSのアップデートがある。
Microsoftの幹部はこれまでWindows XPの3番目のサービスパックを用意するとしながら、アップデートの内容や時期は明らかにしていなかった。Internet Explorer 7に関しても、Windows XP用のバージョンの開発を明らかにする一方で、それを顧客にどのような形で提供するかは明かしていなかった。
同社の関係者は米国時間1日に声明を出し、同社が現在SP2のフィードバックに関する評価を進めていることと、「Windows XPの次期サービスリリースについてはタイミングと選択肢の評価が終わっていない」ことを明らかにした。
Allenにとっては、こうした「サービスリリース」さえもが注目に値するという。結局のところ、システムをクラッシュさせたり、その動きを緩慢にするような面倒な問題を修正するのは、これらのパッチだからだ。
Allenがパッチに興味を抱くのは、同氏がソフトウェアの品質保証作業を仕事にしているせいもある。同氏は何年間か、Microsoftで品質保証の仕事に携わり、ネットワーク関連やWindows XP Media Center Editionのテストをしていた。また、最近では別の会社で同種の仕事をしている。
しかし、AllenのWindowsに対する関心にはさらに深いものがある。
同氏は、Windows XP Service Pack 2関連の似たようなサイトを運営していたが、このサイトはSP2に含まれる内容を正確に知りたいと考えた人々の間で評判をとり、独自のニッチ市場を作り出した。
「あのサイトも人気が高かった」(Allen)
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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