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ライブドア堀江社長:「嫌疑の全容把握に努め社内調査」--株は売り殺到

別井貴志(編集部)2006年01月17日 10時36分
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 ライブドアとライブドアマーケティングは1月17日、東京地検特捜部および証券取引等監視委員会の捜索と押収を1月16日の午後7時から受けたと発表した。捜査に全面的に協力すると共に捜査の嫌疑の内容把握に努め、関係事実の調査、全容解明に全力を尽くし、社内調査の結果を解明次第報告するとした。

 東京地検特捜部は、証券取引法違反の嫌疑で捜査に入った(関連記事)。ライブドアの関連会社である旧バリュークリックジャパン(現ライブドアマーケティング)が2004年に出版社のマネーライフを子会社化する際に、ライブドアが事実上支配していた投資組合「VLMA2号投資事業組合」を利用して、不当に利益を得ていたのではないか、またこうしたことを偽って公表したのではないかという疑いがかかっている。

 これを嫌気して、1月17日の株式市場では、ライブドア、ライブドアマーケティングともに朝方から大量の売り物を浴びて、ストップ安売り気配のまま値が付かない状況だ(関連記事)。

 1月17日の早朝に記者会見した代表取締役社長の堀江貴文氏は、まず「一部報道機関より証券取引等監視委員会が捜索に入ると報道があり、昨日午後7時頃より東京地検特捜部証券取引等監視委員会の捜索、押収を受けた。捜査に全面的に協力している。先ほど押収などはすべて完了して私もそこを見守っていたが、無事完了した」と報告した。

 会見自体は全体で10分程度で、当初は質問を一切受け付けないとして開始されたが、堀江氏はなんとか現状を自らの口で説明しようと、ライブドア関係者の制止を振り切るかたちでいくつかの質問にぎりぎりの時間まで答えた。

 嫌疑については、「捜査令状等はあったが、証券取引法違反ということだった。嫌疑について現状は、内容把握に努めているところで、関係事実の調査、全容把握に全力を尽くしているところだ。現在、担当者が不在で社内調査の結果については、解明次第追って報告したい。関係者の皆様にはご心配おかけして本当に取り急ぎお詫びしたい」と語った。

 現在の心境は、「本当、一生懸命に全容の把握に努めているところで、先ほど押収等も終わったので、いったんブレークをして、また明日から業務のほうは通常で行いたい」とした。捜査についてはまったくの想定外だったようで、「(強制捜査の第一報を報じた)NHKニュースを見た社員から聞いたという状況だった。捜査が入ったと言っていたが、実際には入ってなく、どういったことなんだといろんなところに問い合わせをした状況で、7時頃になってやっと捜査が入ったということ」と経緯を語った。

 社内調査がどのくらいの時間かかるのかということについては、「それはちょっと地検さんのほうに聞いてみないとわからない」とし、自身の進退については「現状、捜査の状況とか嫌疑の内容についても調査中なので、ここでどうのこうのということはないと思う。状況を把握できていないような現状で私が進退をうんぬんするのは逆に無責任だと思うので、しっかり捜査のほうも協力をしてそのうえでどういった判断をするのか決めていきたい」とした。

 また、個人投資家に対しては、「ご心配をおかけしたことに対して深くお詫びを申し上げたい。ただ、現状、事業で特段問題があるわけではないので、今後は今までどおり事業の拡大に努めていきたい」と語った。

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