Macworld ExpoとConsumer Electronics Showという2大技術イベントは2007年、開催日程が事実上重複してしまうことが明らかになった。
熱心なイベント参加者らが1月上旬にダブルブッキングで悩むのは、2002年以来のことになる。Apple Computerの一大イベントであるMacworldは、1月8日から12日までカリフォルニア州サンフランシスコで開催される予定だ。各種電子機器の祭典であるCESは1月8日から11日までネバダ州ラスベガスで開催される予定である。
Macworldを運営するIDG World Expoの広報担当Mike Sponsellerは、「こちらのイベントは毎年1月の第2月曜日に開幕してきた。スケジュールを変更してきたのは向こうの方だ」と語っている。
CESは、通常1月第2週の週末ごろに開幕するが、2007年はラスベガスのコンベンションセンターとの契約の兼ね合いからこのような日程になったと、CESの広報担当Leah Arnoldは強調した。
両イベントは、数日間重なる傾向がこれまであったものの、イベント全体の日程が重なったのは2002年以来だと、Sponsellerは語っている。
IDG World Expoが2002年にリリースした数字によると、同年のMacworld参加者数は前年比5.5%減の8万7890人だった。
だが、参加者数の落ち込みはCESの方が大きく、前年比約18%減だったことが、同イベントを運営するConsumer Electronics Associationが当時リリースした数字から明らかになっている。
しかし、Arnoldは、2002年の参加者数の落ち込みは、Macworldとのスケジュールの重複よりも、2001年9月11日の同時多発テロを受けて参加者が移動を控えた結果という可能性を指摘した。
同氏はまた、MacworldがCES 2007に与える影響はないと思われる、とも付け加えた。
「重複による参加者数の減少は全く予想していない」(Arnold)
一方、Sponsellerは、今後のことについて予測するのは困難だとし、日程の重複による影響についてはコメントを控えている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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