CNET News.comでは、MicrosoftがMac版Windows Media Playerの開発を打ち切る決定を下したとの情報を入手した。将来、同Mac版音楽再生ソフトの開発が再開される予定はないという。
MicrosoftのPR担当マネージャAdam AndersonはCNET News.comの取材に応じ、「今後『Windows Media Player for Mac』のアップデート版を開発したり、製品をサポートしたりする予定はない。だが、現行バージョンのダウンロード提供は継続される。また、われわれはTelestreamと契約し、Mac OS XのQuickTimeを使って、Windows Mediaに対応したビデオおよびオーディオを再生するためのプラグイン『Flip4Mac』が引き続き提供されるようにした」と述べた。
MicrosoftはここしばらくWindows Media Player for Macに対する大型のアップデートを行っていない。現行の「Windows Media Player 9 for Mac OS X」が公開されたのは2003年11月だった。
Andersonは、Windows Media Player for Macの開発を打ち切った理由について、Windows Media部門での優先順位の問題だとしている。
「これは、Microsoftによるビジネス上の判断だ。ほかの企業と同じく、われわれにもビジネス上の優先事項がある。われわれが重視しているのは、Windowsユーザーに最高のエクスペリエンスを提供することだ」(Anderson)
なお、Microsoftでは「Office for Mac」を継続的に提供することで、Appleと5年間の契約を締結したばかりだった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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