eBayは同社サイトでペットの取引を支援する計画を立てていたが、あまりにも無責任だという多くのユーザーの抗議を受け、計画を断念した。
eBayは米国時間16日、同社サイトのディスカッションボードに通知を掲載し、ペットの取引に対する利用者の意見を募っていた。通知のなかでeBayは、料金を払うことで売りたいペットの広告を出せるサービスを年明け早々から開始すると述べていた。通知よると同サービスは「取引」を伴うものではなく、eBayが実際の売買に参加したり、入札を許可したりということはないという。
この通知は、ディスカッションボードで問題となり、2800件以上の反応が寄せられた。大部分のメッセージはこの計画に反対しており、インターネット上でペットの販売や取引は好ましくないと述べていた。
「eBayでオークションを楽しんでいる立場としては、eBayをボイコットしなければならないのは残念だ。しかし、eBayがペットの取扱いを開始すれば、間違いなくそうなるだろう。大勢の動物愛護者たちが、私と同様にサイトをボイコットするだろう。ネットでペットを扱うのは止めて欲しい。インターネットは、すでに多くの形で悪用されているのだから」とディスカッションボードに参加しているLindaは書いている。
eBayは現時点でこの計画の一部を棚上げしている。「ブリーダーが営利目的でペットを販売できるようにeBayを拡大するつもりはない」とeBayの広報担当者Hani Durzyは述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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