Commodoreにカムバックの時が来たようだ。
といっても、バンドCommodores(コモドアーズ)へのLionel Richieのカムバック話ではない。あの偉大なコンピュータのブランド、Commodore(コモドール)の話だ。
オランダのあるコンシューマーメディア会社が、ホームメディアセンターやポータブルGPS付きメディアプレーヤなどの一連の新製品を発売するにあたり、「VIC 20」や「PET」、そして「Commodore 64」の力を借りたいと考えている。
カリフォルニア州ロサンゼルスとオランダのバールンに拠点を持つYeahronimo Media Venturesは2004年、3270万ドルをわずかに上回る金額で契約を結び、Commodoreブランドの利用権を取得した。そして同社は、2005年に入って自社のブランド名をCommodoreとした。ブランド名を変えた同社は、複数の製品を欧州と自社サイトで既に販売しているが、ラスベガスで1月に開催されるComputer Electronics Show(CES)で米国市場にも参入したいと考えている。
CommodoreのCEO(最高経営責任者)、Ben van Wijheはインタビューのなかで、ゲームやマルチメディア業界におけるCommodoreの評判を利用する考えから、同社の名前を購入したことを明かした。
「ブランド名だけではなく、Commodoreの伝統にも関心があった」(van Wijhe)
同社は、CESで3つの製品を発表する計画であることを明らかにした。そのうち、「Commodore MediaBox」は、インターネット回線、デジタルTVチューナー、ハードディスクを搭載し、ダウンロードした音楽やオンデマンドビデオの再生、あるいはゲームのプレーに対応したオールインワンタイプのホームエンターテインメントデバイスである。「Commodore Navigator」は、Windows CEベースのポータブルデバイスで、曲やビデオを保管するための20Gバイトのハードディスクのほか、GPSや3.6インチのタッチスクリーンも搭載する。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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