これに対して後藤氏は「今年8月以降、大きな動きが出てきている」と反論した。IT企業だけでなく、製薬会社、メーカー、塾、大学といった直接ITとかかわり合いのない顧客から導入に対する問い合わせが増えてきたという。
このほか、もっとも注目しているサービスとしては、佐藤氏がユーザー参加型のIT系ニュースサービス「digg.com」を、後藤氏が米国のカンファレンスの内容をポッドキャスティングで配信している「IT Conversations」を、小川氏はMicrosoftがWebサービスに乗り出したという話題性を取って同社の「Windows Live」を選んだ。
最後の「Web 2.0でもっとも大事なことは?」という質問について、佐藤氏は「ユーザーにとって使いやすくメリットがあるサービスを目指すこと」、後藤氏はオープンソースやフリーソフトなどで活用できるリソースがあれば、それをできるだけ使って時間とコストを最小限にしていくことと答えた。トリを務めた小川氏は「Web 2.0はコンセプトなので、その本質を理解することが大事」と締めくくった。
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