PCの用途は、ビジネスやホビーなどユーザーによってさまざまだが、まずほとんどの人が「電子メール」を使っていることは間違いないだろう。Windows XPにはメールアプリケーション、いわゆる“メーラー”としてOutlook Express 6.0が標準で用意されており、これを使っている人も少なくない。だが、その機能だけで満足してしまっていないだろうか。最近はネットワークに接続されることが当たり前のようになった今、PCは常に危険にさらされており、ウイルスやスパムメールなどセキュリティ対策に頭を悩んでいる人も多い。特に、家族で1台のPCを共有している場合などでは各人の意識の違いから意外と簡単にウイルスに感染してしまうこともあるようだ。そういったセキュリティに不安を抱えている人にオススメしたいのが、ジャストシステムのShuriken Pro4 /R.2である。
メーラーを使用していてウイルスに感染する典型的なパターンが、添付ファイルを実行する場合だ。感染しないためには、怪しげなファイルを実行しないなどユーザー自身の危機管理も必要だが、中にはウイルスが画像ファイルなどに偽装されている場合もあり、「知り合いが送ってきた画像ファイルを開いたつもりが、怪しげなプログラムが実行されウイルスに感染した」というケースもある。また、html形式でメールを読み書きする場合には特に注意が必要だ。Internet Explorerにはセキュリティホールと呼ばれる、システム上の弱点があり、これを狙って感染するウイルスがある。Outlook Expressなどはhtml形式のメールはInternet Explorerを利用して表示するため、こういったウイルスには簡単に感染してしまう。
そこで、Shuriken Pro4 /R.2ではオリジナルの添付ファイルビューアを搭載している。このビューアは、イメージファイルなど対応しているものはウィンドウ内に表示される。もちろん、html形式のファイルもInternet Explorerを利用しないので、セキュリティホールを狙ったウイルスにも感染しない。また、ウイルスの中にはメーラーの種類を問わずシステムに対して感染するものも存在する。そういった場合には、「添付ファイルを自動で開かない」設定にしておけば、感染することはまずないだろう。
なお、ビューアが対応していない添付ファイルを表示するためには外部ツールを起動することになるが、起動するアプリによってウィルス感染する可能性はあるため、Shurikenは、外部ツール起動前には確認画面を表示するようになっている。
また、ウイルスにはInternet Explorerに感染し、メーラーのアドレス帳を参照するものもある。そういったウイルスは、そのアドレス帳に記載されたアドレスへ、自分の分身をメールに添付して勝手にバラ撒く。その対策として、Shuriken Pro4 /R.2ではアドレス帳とメールテキストに暗号化を施している。これにより、たとえウイルスに感染したとしても、ウイルスがアドレスを参照することができないため被害が拡散することを抑えることが可能なのだ。
さらに、第三者によるパスワードの盗用やメールの閲覧を防止するための暗号化技術が注目を浴びつつあるが、本製品は、POP3/SMTP/IMAP4/LDAP over SSLといった技術に対応し、高い安全性を誇る。また、S/MIMEにも対応しており、これを利用することで、暗号化や電子署名が利用でき、メールの盗み見、改ざん、“なりすまし”といった悪意ある行為を防止することが可能だ。
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