Web 2.0をブロガーたちはどう見ているのか - (page 2)

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superadditive:Google対抗で、マイクロソフトのソフトは無料化の方向

 ウノウの代表である山田進太郎さんのブログ。Web 2.0とは何か、などと直接的にエントリーで濃く触れられることはないが、本質的なエッセンスをつかんでいることが文面からもよく分かる。また、直接お会いして技術からサービス面までバランス良く把握されていることが確認できた。どういう感覚でエントリをまとめているのかを意識しながら読むとにじみ出る様に面白い。

 平易な言葉であるが、マイクロソフトがソフトウェアを広告モデルに移行させようとしていることについて、

ユーザー一人当たりの売上げが9ドルということは、PCの画面を観ている時間と広告効果を考えると十分に広告でも可能と考えられそうです。しかし、 Googleの画期的なところは広告をコンテンツにしてしまったことであるのに、ワードやエクセルのどこかに広告が表示されてもしょうがないでしょうね。実際MSN Messengerには広告スペースがあるけれども、まったく観た覚えも、クリックした覚えがありません。マイクロソフト版AdWordsの AdCenterの出来に期待がかかるところです。

と触れている。この点はマイクロソフトだけが直面している問題ではなく、近隣の企業が等しく抱える問題となる。価格の下落圧力に耐えられるだけの差別化が十分にできており、ライセンス収入を維持するのか、それともサポートサービスを主とするのか、スムーズに広告モデルに移行していくのか。まずは、消費者向けの市場から、次は中小企業、徐々にエンタープライズ市場へ。

秋元@サイボウズ研究所プログラマーBlog:SSE(Simple Sharing Extensions)発表 - 次世代 RSS となれるか?

 サイボウズ・ラボの秋元裕樹さんのブログ。技術を大事にしつつビジネスを見ているというところではGoodpicなどと近い。ウェブの業界で初めから育ったのではない、エンタープライズ経験者として時折顔を見せる視点の取り方に注目している。

 いち早く書かれていたSSEについてのエントリ、

ほんとに素の RSS を保ったままなので、この拡張情報を入れたとしてもこれまでと同じ RSS として問題なく動く(はず。いいかげんなパーザを使ってるところはダメかも)。その上で、RSS-SSE を解する複数のサイト間で、更新情報をシンクロナイズさせることができるということになりそうだ。

簡単とはいっても、扱う問題がこれ以上簡略化できないので、これをライブラリに落とすのは多少面倒そうだ。マイクロソフトは社内でいろいろ試しているから準備はできているわけだが、各スクリプト言語など向けのライブラリが揃って遊べるようになるのが普及への鍵かと。

や、同じくいち早く書かれていたGoogle Baseのショートレビューなど、自分がエンジニアであることを強く自覚しつつ、技術が何を世の中に届けようとしているのかを問いかけるかのような姿勢に共感している。

Speed Feed:Web 2.0に関する考察ノート

 事業企画の側から語られたものはそう多くない。その中でも日々コンスタントに更新されており、中身もしっかりしているものとなると、サイボウズの小川浩さんのが良いのではないか。近頃は特にWeb 2.0ブログと化してきており、どのような事業機会と理解できるのか、ひとつのケース資料となっている。

 なかでもこの「Web 2.0に関する考察ノート(前編後編)」が端的で面白い。部分引用するよりもぜひ全文読まれることをお勧めしたい。

My Life Between Silicon Valley and Japan:Web 2.0の本質は何だろう

 CNET Japanでも連載をされていた梅田望夫さん。スタンダード中のスタンダードと言えるが、

結局は「Web 2.0」企業と呼ぶべき新しい企業群が実際に大きく成長して見せて、その意味を証明するしかない。今行われている「Web 2.0」議論のすべては、そのときが来て再検証されるべき素材なのだと思う。たくさんのキーワードの周りでさまざまな試行錯誤が生まれるということは、これまでもずっと続いてきた。その試行錯誤の中で、生き残るキーワードもあり、煽りで終るキーワードもある。すべては起業家の力量による。結果論でしか、その正しさや誤りは語られない。だから何を語るにもリスクを取らなくちゃいけない。

と問いかけている様子など、あえてリストに含めたい。ブログと思わず、じっくり読みこむくらいで。

 それにしても、もし今起きている変化が紛れもない本質変化であれば、情報系の企業の競争優位性はどこに築けば良いことになるのか。

 以上がテクノロジー周辺のブログ群となる。なお、全部知っているという方は、これ以上ないかと次々探して回るよりも、一度立ち止まってこれらで書かれていることをじっくり考えてみることをお勧めしたい。

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