NTTドコモは11月22日、FOMA向けサービス「マルチナンバー」において不具合が発生したことを発表した。不具合にともない、ユーザーに対して料金返還を実施する。
ドコモがFOMAユーザー向けに提供するマルチナンバーは、本来の携帯電話番号の他に最大2つの電話番号を割り振り、「ビジネス用とプライベート用」など用途に応じて番号を使い分けたり、料金を分計できるサービスだ。
今回発生したのは着信番号表示の不具合だ。マルチナンバーで付加された番号を利用してFOMAユーザーがドコモの携帯電話に電話をかけた場合、その後で別のFOMAユーザーが同じ携帯電話に電話をかけると、その時かけているFOMAユーザーの番号ではなく、事前に通話していたマルチナンバーの番号が表示されるトラブルがあったほか、マルチナンバーの付加番号からドコモのインフォメーションセンターに対しての発信ができないトラブルもあった。問題は11月10日から15日にかけて全国で発生しており、原因は交換機のソフトの不具合だった。
ドコモはマルチナンバー契約者に対して、問題発生期間の月額使用料を日割りで返還する。また、誤った発信番号が通知された側のユーザーは、それによって着信履歴への折り返しなど不要な通話をしていた場合、申し出があれば対象の通信料を返還する。なお、問い合わせはドコモのインフォメーションセンターで受け付けている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス