SunnComm Technologiesは米国時間21日、ソニーBMGが配布したコピー防止ソフトのアンインストールプログラムに深刻な脆弱性が存在したことから、これを修正するパッチを公開したと発表した。SunnComm Technologiesの開発するコピー防止技術は、ソニーBMGの一部のCDに採用されている。
問題のアンインストールプログラムはウェブベースのユーティリティで、ソニーBMG製のCDがユーザーのPCにインストールしてしまったコピー防止ソフトを削除するためのもの。しかし、このアンインストールプログラムに存在する脆弱性が悪用されると、攻撃者に特定のウェブサイト経由で、悪質なプログラムを実行させるおそれがある。SunnCommによると、223名のユーザーが同プログラムを既に利用してしまっているという。
この脆弱性の影響を受けるのは、同アンインストールプログラムをダウンロードしたユーザーのみで、PCでCDを再生しただけのユーザーは影響を受けない。なお、これは英国のFirst 4 Internetが開発し、ソニーBMGが配布したコピー対策ソフトで物議をかもしたセキュリティ問題とは異なるものだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス