Ford Motorは、新型「F-Series」トラック向けに、タッチスクリーン付きコンピュータ、プリンタ、無線ブロードバンドアクセス、およびGPSを搭載したモバイルオフィスシステムを発表した。
ただし、ウォータークーラーは付属していない。
Fordは米国時間1日、ラスベガスで今週開催されている「Specialty Equipment Market Association」で、同社のモバイルオフィスを発表した。Fordでは、このシステムを建築関係者向けとしており、車内からの作業入札、部材発注、支払い処理ができるように設計している。
「F-Seriesでは、車内で仕事がすべてこなせることを目標としている。この新しいモバイルオフィス技術は、Fordトラックのオーナーが移動中に感じる仕事上のニーズを満たすだろう」と、FordのゼネラルマーケティングマネージャMarty Collinsは声明のなかで述べている。
同モバイルオフィスシステムは2006年に、ディーラーで設置可能なアクセサリーとして販売される。
Fordは、Stargate MobileやMicrosoft、California Custom Sport Trucksと協力し、同システムの軽量スレート型(タブレット型)タッチスクリーン付きコンピュータを提供している。このコンピュータは、車内にあるトランスミッショントンネルに取り付けられている。同コンピュータは車両のバッテリから電気をとるためのクレードルが付属する。また、明るい日光の下でも識別可能なタッチスクリーンを搭載し、オペレーティングシステム(OS)には、Microsoftの「Windows XP Professional」が採用されている。
同オフィスシステムは、ブロードバンド無線カードを使うことで、ネットワークへの常時接続が可能で、デジタルカメラを接続して画像を顧客に送付することもできる。
Fordのモバイルオフィスは、車両にまで技術を拡張した最新事例となるが、こうした取り組みとしては、ほかにもApple Computerのデジタル音楽プレイヤー「iPod」をカーステレオと統合した例や、車内で利用可能な音声認識技術などの例がある。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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