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ビル・ゲイツ:「ソフトウェアは『ライブの時代』に」--MSがオンラインサービス発表 - (page 2)

Ina Fried(CNET News.com)2005年11月02日 10時08分
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挑戦

 インターネットベースのサービスが発表されるであろうことは、以前から各方面で予想されていたが、Microsoftは計画の詳細を伏せてきた。

 Gatesは今回の戦略を、Microsoftが過去に経験した大きな戦略転換になぞらえて説明した。同氏が例に挙げた過去の戦略転換としては、同社が1995年12月に自社製品をウェブに対応させると発表したことや、2000年6月にWebサービスを実現するための技術に本格的に取り組むと発表したことなどが挙げられる。

 OfficeやWindowsをネット越しに提供するという考え方は以前から存在した。同社は既に、Office OnlineウェブサイトでOffice製品用のさまざまなテンプレートやアイテムをダウンロード提供している。同サイトは1カ月あたり約5500万人のユニークユーザーを獲得している。

 Microsoftは過去にも、Officeに取って代わるオンライン製品の開発を試みたことがある。そのプロジェクト(当時は「Netdocs」という開発コード名で呼ばれていた)は1990年代後半に大きな憶測を呼んだが、これが日の目を見ることはなかった。

 当時の情報筋の話によると、同プロジェクトが挫折した理由の1つは、Officeを担当していた幹部とNetdocs開発者の間で、内部抗争が展開されたことだという。GartnerのアナリストDavid Smithによると、このような対立は今もMicrosoft社内ではよくあるという。

 「同社の中には相変わらずさまざまな派閥が存在する。Microsoftの戦略が今後どうなるかは明確でない」(Smith)

Windowsのオンライン化

 Microsoft Liveには、新サービスだけでなく、以前はMSNブランドの下で提供されていた複数の製品も含まれる。Microsoftによると、MSN.comは「プログラムされた」コンテンツのサイトとして存続するという。一方のWindows Liveはよりパーソナライズされたサービスとして提供されると、同社はいう。

 壇上でWindows Liveのデモを行ったMicrosoftのバイスプレジデントBlake Irvingは、「使い方も簡単だ。ライブで利用できるうえ、すべてを自分中心に設定できる」と語った。ところがデモは途中で失敗し、Irvingは「デモをしたことのある方にとっては、おなじみの光景だ」と冗談を述べて会場を笑わせた。

 Irvingは数分後にデモ環境を立ち上げ直し、サイドバーを使ってRSSフィードを購読する方法や、ポッドキャストを読み込む方法、パーソナライズされたWindows Liveホームページに検索クエリを入力する方法を紹介した。

 Windows Liveホームページには、社内のSharePointサーバや最近開いたファイルなど、ウェブを介して利用するわけではないコンポーネントに関しても情報を追加できる。Irvingはまた、ユーザーが自分のPCの状態をチェックしたり、ウイルスのスキャンや除去を行ったりできる無償ツールの「Windows Live Safety Center」も紹介した。

 Windows Liveには、Hotmailなどの各種アカウントに接続できるAJAXベースのメールクライアントが含まれている。その概観はMicrosoftの電子メールアプリケーションOutlookと似ており、フィッシング詐欺につながる可能性のあるメールを受信すると警告を発するなどの機能をもつ。

 また「Windows Live Messenger」プログラムでは、従来型のIMとともにソーシャルネットワーク機能が提供され、IMリストに登録した相手の状況が把握できるようになる(ユーザーは相手のリストに登録されたくない場合は、これを拒否することも可能)

 デモンストレーションのなかで、 IrvingはWindows Live MessengerのVoIP機能を使い、PCから通常の固定電話を呼び出すところを披露した。

 さらに、希望者には新しい名刺機能も提供される。この機能を使えば、オンラインやPC内部にある連絡先情報が更新された場合、すぐにそれをアップデートすることが可能だ。

 Windows Liveに含まれる一部のソフトウェアは現在ベータテストの最中で、その他の新しいMessengerなどは12月にテストが始まる予定だと同社幹部らは説明した。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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