Viacom InternationalによるiFilmの買収が今週まとまる見込みだと、この件に詳しい関係者が明らかにした。
ウェブでビデオオンデマンドを提供する非公開企業iFilmの株主は、先週、メディアコングロマリットのViacomから、買収計画を知らせる書簡を受け取り、その承認を求められていた。関係者によると、買収金額は約5000万ドルだという。
この買収によってViacomは、成長市場であるオンライン広告市場にさらなる足掛かりを得ることになる。また、買収は、MTV NetworksやParamount Picturesを含むViacomの従来グループ企業が所有するビデオコンテンツをオンラインで公開する場も提供することになる。
ロサンゼルスを拠点に、一連の短編ビデオクリップ、TV番組の見どころや映画の予告編をホスティングしているiFilmによると、ブロードバンドアクセスが広く浸透したことで、同社は多数のウェブ利用者やテレビ番組のスポンサー企業を引きつけることに成功しているという。
2006年早々、2つの株式会社に分割されるViacomは、他の多くのウェブサイトに加え、CBSNews.com、Neopets、MTV.comやBet.comを所有している。この件に詳しい関係者は、iFilmが、MTV NetworksやParamountとともにTom Freston率いるViacomの傘下にとどまると予想している。もう1つの企業体であるCBS Corp.は、Leslie Moonvesが率いることになっており、CBSやUPN放送網を含む。
調査会社eMarketerによると、オンライン広告収入は、昨年の90億ドルから大きく伸び、今年は110億ドルを突破するという。インターネット関連企業の経営者や投資家の多くは、今後より多くの人がインターネットに娯楽性を求めるようになるため、ビデオ広告が大きな成長分野になると期待している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス